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トレーダーの出発点
先進国の株式市場のような成熟した市場では、価格を動かすような情報はすぐに株価に織り込まれてしまう。
株価を動かすような情報はランダムに発生するため、株価の動きもまたランダムになる。
従って、将来の株価の動きを予想しようとする試みはたいてい徒労に終わる。
これがいわゆる効率的市場仮説のアウトラインですな。
それにしても、この50年近くも前に考え出された、一般投資家にとって血も涙もないような、命題が今もなお仮説のままである(反証されていない)ことに、きーやんは戦慄を覚えるとともに、相場の世界の厳しさをひしひしと感じるわけです。
そして、今や、コンピューターやネットの進化とともに、数多くのシステムトレーダーの出現や、それに伴うアルゴリズム売買などの複雑なプログラム売買の増加が、より一層マーケットを混沌としたものにしているような気がしますな。
それはさておき、注意すべきは、意識してるかしていないかにかかわらず、我々すべてのアクティブトレーダーの売買は、この効率的市場仮説を反証しようとする行為であることにほかならんいうことです。
この50年近くも篭城を続ける難攻不落の効率的市場仮説でっせ。
きーやんが考えるトレーダーの出発点は、まずはこの事実の重大性を認識することやないかと思うわけです。
きーやんが思うに、すべての相場本の表紙には、タバコの箱に書いてあるような、マーケットの厳しい現実を知らせる注意書きが必要ですな。
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